代表挨拶
「看護で社会貢献!」そんな理想を掲げ、「ひなた訪問看護ステーション」を開設したのは令和元年5月1日。
「ケアマネ事業所も必要!」と強く感じ、自ら介護支援専門員資格を取得し「ひなた居宅介護支援事業所」を開設したのは令和3年4月1日。
様々な健康問題で在宅療養に多くの困難を抱えている方々を、是非とも訪問看護で支援させていただきたいと、あらゆる病院、介護保険関連事業所などにお声がけをさせていただきました。
医師、看護師、医療相談員、ケアマネジャーなど各専門職の中で、療養者様を深く理解され、その生活を懸念される方々から徐々に様々な依頼を県内外からいただくようになりました。現在、看護職・理学療法士合わせて6名体制。
生後間もない数か月のベビーから高齢者に至るまで、また精神疾患、精神疾患で身体合併症のある方々、自宅で最期を迎えたいとお思いの方々の在宅看取りまで幅広く訪問看護させて頂いております。2022年には地域緩和ケア推進協会より地域緩和ケア推進看護師として認定されました。令和4年度の在宅看取りは34名。令和5年度は20名。
私を含め看護師の大半は、病院生まれの病院育ちです。そして職業人生の最後まで病院、介護施設などに従事する看護師がほとんどです。訪問看護を選ぶのは、令和4年度で全国の就業看護師のうち5.4%、栃木県は3.7%程度でしかありません。しかし、病や障害を持つ人々が病院や施設で過ごす期間は人生のごく僅かです。
大半はご自分の住まい、地域の中で療養生活を送られます。病気や障害を選ぶことはできません。しかし、療養法をうまく生活の中に組み込み、より快適に、自分らしい生活を叶えていくことは可能と考えます。その人の生活に密着し、その人の中に眠る能力や家族力に働きかけて健康回復を助けることは看護の得意分野です。
地域に住まう方々の健康生活を支える伴走者として活動し、在宅看護の発展に寄与することを心より願い、これからも地域の皆様のご期待に応えていく所存でございます。変わらぬご支援のほどよろしくお願い申し上げます。
合同会社HINATA
代表 串間一彦(看護師、介護支援専門員)